パソコンやスマートフォンは眼にどんな影響を与える?
パソコンは、「一家に1台」が当たり前の時代になりました。また、スマートフォンやタブレット、携帯ゲームなどの普及率も高く、これらも多くの家庭で使用されています。これらの電子機器を使用することにはメリットもありますが、その一方でパソコンやスマートフォンが眼に与える影響について心配する声も上がっています。
こちらでは、パソコンやスマートフォンが眼に与える影響についてお話します。
視力の悪化につながる原因とは
パソコンやスマートフォンの使用は、目のピントを調節する機能に大きな影響を及ぼします。同じ距離で同じものを凝視している時間が長くなるため、目のピントを合わせる筋肉がうまく働かなくなってしまうのです。同じ場所を見続けることでまばたきが減ると眼が乾燥してドライアイの原因にもなりやすく、また姿勢が崩れやすいので身体の歪みや筋肉疲労の原因にもなります。
ダメージを減らすために
目のダメージを減らすため、パソコンやスマートフォンなどを操作しているときには意識して以下の行動をとるようにしてみましょう。
- できるだけリラックスした姿勢で操作すること
- いつまでも操作し続けるのではなく、適度な休憩をはさむこと
- モニターの位置を少し下げてまばたきを完全に行えるようにすること
- 意識してまばたきをすることで目の乾燥を防ぐこと
目の「疲れ」は思っているほど自覚できません
長時間にわたって目を使い続ければ確実に疲れが負担となって蓄積されていきます。しかし、そうした負担を「疲れ」として感じることがほとんどありません。そのため目が負ったダメージを自覚できず、気づかないうちにトラブルが起こってしまうことも珍しくないのです。
パソコンやスマートフォンでの作業は正しい姿勢で行い、時間を決めて定期的な休息をとるようにしましょう。またまばたきの回数が減るために目が乾燥してしまうこともあるため、周囲の湿度などにも注意をしてください。