ゆがみや視野の欠落は、大きなトラブルの予兆かもしれません
「物がゆがんで見える」「見えにくい部分がある」というお悩みがある方は、ゆがみや視野の欠落が大きくなる前に足柄上郡開成町の「眼科さくらクリニック」へご相談ください。病気として疑われる加齢黄斑変性や網膜剥離、眼底出血は、失明を招く可能性がある怖い病気です。当クリニックで精密検査を行い、大事に至る前に正しい治療を行いましょう。
加齢黄斑変性
「加齢黄斑変性」とは、網膜の中心にある「黄斑」に障害が起こり、見ようとするところが見えにくくなる病気です。主に高齢者に発症する病気で、欧米では成人の失明原因の第1位となっています。
症状
- 視界の中心部が暗く見える
- 視界が歪んで見える
- 急に視力が低下する
原因
動脈硬化などの循環障害により酸素と栄養が行きわたらなくなることで、脈絡膜という組織に新生血管という正常と異なる血管が生じ、むくみや出血をひきおこして上記のような症状が発生します。
治療
加齢黄斑変性の治療には、レーザーを使って新生血管を焼き固める治療、薬剤を硝子体に注射することで新生血管の拡大を抑える治療などがあります。状態によっては手術による治療を行う場合もあります。
網膜剥離
「網膜剥離」はその名の通り、加齢や打撲などによって網膜が剥がれてきてしまう病気です。視野が狭くなったり視力が落ちたりするだけでなく、悪化すると失明の危険もあります。
症状
- 視界の端に虫が飛んでいるように見える
- 存在しないはずの光がチカチカ見える
- 急に視力が低下する
- 視野の一部が欠けて見える(見えにくくなる)
原因
- 加齢
- 年を重ねることで網膜に穴が開き、その部分から剥離が生じます。
- 打撲
- 事故や打撲などで目に強いダメージを受けることで網膜がやぶれ、剥離が生じます。
治療
一般的には、眼球の周りに専用のバンドを巻く「バックル手術」や硝子体の手術などによって治療します。早めに治療しなければ失明の危険もありますので、すぐにご相談ください。
眼底出血
眼底出血(がんていしゅっけつ)は、網膜の表面にある毛細血管が破れたりふさがったりすることで起こる網膜の出血です。出血量自体は非常に少ないものの、ケースによっては重度の視力障害を招く恐れもあります。
症状
- 視界がかすむ
- 蚊のような物体が飛んでいるように見える
- 物がゆがんで見える
- 出血した箇所の視野が欠ける
原因
- 糖尿病
- 糖尿病によって網膜の毛細血管が障害されることによって循環障害を生じ、眼底出血をきたします。
- 動脈硬化
- 動脈硬化によって網膜の血管が圧迫されて閉塞し、血液の流れが阻害されてしまうと眼底出血につながります。
- その他の全身疾患
- 高血圧症・腎臓病などの全身疾患によっても出血を生じることがあります。
- 外傷
- 殴られる・ぶつけるなどの外傷によって眼底出血をきたすことがあります。
治療
出血の原因や状況・程度によって内服治療・レーザー治療・硝子体手術などを行います。全身疾患を原因とする眼底出血の場合は、その疾患を治療することで改善につながります。再発の可能性もあるので、長期的な管理が必要です。